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42.「結界」は邪霊や煩悩を防ぐため もうすぐ大相撲の春場所(大阪場所)が始まる。ここ数年、大阪 場所が近づくたびに話題に上るのは、「大阪府知事が土俵に上がっ て優勝力士に“知事賞”を直接手渡すのかどうか?」ということだ。 今年はすでに、男性副知事が 代理で手渡すことが決まっているようだが、日本相撲協会が「是非」 を問うアンケートを行うなど、最終的な決着はついていない。 なぜ「土俵に女性は上がってはいけないのか?」という理由は、 いくつかあるらしい。 「大相撲には神事としての色彩があり、土俵を神聖視しているた め、“ケガレ”のある女性は上がれない(女人禁制)」とか「相撲 の始まりは豊作を祈る農耕の祭りで、豊作の神様が女の神様だった ために女性が土俵に入るとやきもちをやくから」とかいうのが一般 に流布している理由のようだ。 この「女性を土俵に」という議論は、日本で「男女協同参画社会」 の実現が訴えられるようになってから始まった。いろいろな場所や 職業に女性の社会進出が実現してきているのに、大相撲だけがそれ を拒むのは「女性差別」だというのだ。 女性知事・太田房江さんのいる大阪府では、「府の男女共同参画 推進条例などに反するので、知事賞を返せ」と、市民団体が裁判ま で起こしている。 日本では、憲法で「信教の自由」が保障されているはずなのだが、 この国のマスコミは極力「宗教」に関する表現を排除する“努力” をしている。 この「女性知事の土俵入り」問題も、宗教的に考えればさっさと 片づくはずなのだが・・・。 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の名作『耳なし芳一』の話を しっている方は多いと思うが、無念の死を遂げた平家の武者たちの 不成仏霊にとり憑かれた彼を救うため、寄宿する寺の僧たちが、彼 の全身に経文を書いて救おうとするのだが、耳にだけ経文を書くの を忘れてそれが武者霊たちに見えてしまい・・・という話。 あの、全身に書き込まれた「経文」が、実は「結界」の役目をし ているのだ。 相撲も、日本人が古来から信仰してきた「神道(しんとう)」の 神事であるので、あの「土俵」の“俵(縄)”は、「結界」を作っ ているものなのだ。土俵の盛り土の下には、供物が埋まっているそ うである。 要するに、農耕民族であった昔の日本人が、豊作を祈るために神 様のご機嫌を良くし、四股(しこ)を踏んで大地の神を目覚めさせ るために行った宗教的な儀式であるので、力士たちが真剣に神様の ために戦えるように・・ぶっちゃけた話が、煩悩の最たる原因とな る女性が近くにいると「気が散る」ので、「入らないでください」 ということだろう。 もっとも、最近は、妻や恋人の「内助の功」に支えられて活躍す るスポーツ選手も増えてきているので、女性の功罪は判定できない。 神道のいちばん偉い神様は、「天照大神」という女性の神様であ るし、神道が女性蔑視とか女性差別の思想を含んでいるとは思えな い。神社には、必ず「巫女さん」がいるし、最近では「女神輿(お んなみこし)」などというものも登場してきているので、大相撲も 「宗教神事」の意味合いが薄れてくれば、そのうち「女性も土俵に 上がって良い」という時も来る・・・かもしれない。 でもまあ、「体重100kgを超えるる女性の力士」というのは、 あまり見られたものではないと思うので、表彰式くらいで良いだろ うと思う。 <参考書籍> 『神秘の法』 第2章 憑依の原理 6 地獄霊の憑依を避けるには 悪霊の侵入を防ぐ「結界」をつくる ☆↑上記書籍の全目次は、こちら 人気ブログランキング←クリックしてね (o^-')-☆ 電網都市アルファポリス 投票してね (o^-')-☆
by komi-naoko
| 2005-03-02 13:00
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